『ルージュの刻印』小林博美

　ヒロインの兄がギャンブルと酒にのめり込んだ理由が曖昧で、ヒーローを頼った途端に立ち直るのも釈然としない。
　そんなに容易く立ち直るのであれば、ヒーローは登場した瞬間に手を貸してあげたら良かったのに。
　見守っているうちにヒロインが無一文だよ｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡
　折角の遺産がっ!
　ヒーローが金持ちだから良いのかもしれないけれど両親の血と汗と涙の結晶がっ!!

　しかし、「靴下をはきかえるみたいに次々と女性が変わる」わりに全く女が絡まない貞淑なヒーローでした。
　何のためのモテモテ設定だったのか。
　それだけ格好良いんです!!という強調のため?
　でも、ヒロインの難病設定があまりにも悲しすぎるので、ヒーローに救われて良かったです。

○解説
　ヨットのデザイナーとして仕事一筋に生きてきたメガン。
　しかし、ギャンブルと酒に溺れる兄のせいで、資金繰りに頭を悩ませる日々…。
　そんなメガンの前に、8年ぶりにルーカスが現れた。
　“ルーカス、私の憧れの人・・・！相変わらず、なんて魅力的なの！”
　思わず心惹かれそうになるメガン。 しかし、彼女は彼を愛してはいけないある理由があって!?

　

ルージュの刻印 (エメラルドコミックス ハーレクインシリーズ)

• 作者: アマンダ・ブラウニング
• 出版社/メーカー: 宙出版
• 発売日: 2007/05/14
• メディア: コミック

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